mina perhonen SIWA
ミナペルホネン SIWA

SIWAに minä perhonen さんをお迎えし、一緒に製品を作り上げました。

 
 

ハンドドローイングの図案は、時の経過により色褪せることのない物語性豊かなデザインで、SIWAの和紙「ナオロン」にシルクスクリーン印刷で丁寧に刷られています。自然を瑞々しく捉えたドローイングが、和紙の風合いと相まって、温かく暮らしに寄り添います。

 

制作にあたって

 

mina perhonenさんとは、2015年に販売開始したSIWA×URUSHIのシリーズのコラボレーションから始まり、今回2回目となる企画となりました。

 

今回の企画では、素材であるナオロンとの相性も良いシルクスクリーン印刷を採用し、mina perhonenさんの繊細な柄と色を1枚1枚手刷りの印刷で表現しています。素材に馴染みやすい印刷技法を使用することで、SIWAならではの素材の経年変化ともに移ろい行く柄の変化も楽しんでいただけます。

 

今回の企画を進めるにあたり、ブリーフケースMの取っ手パーツにもこだわり、既存では生地を使用していた取っ手に本体と同じ素材のナオロンを使用することで、バッグと取っ手に一体感が生まれ、より柄の引き立つ仕上がりとなりました。

 

柄について

 

minä perhonenがこれまでに発表してきたテキスタイルデザインの図案から、“life puzzle”、“run run run”、“memoria”の3種をSIWAの7型のアイテムに展開いたしました。
minä perhonenが描く自然物をモチーフにした空想の景色が作りだす世界と、少しずつ変わりながら育っていくSIWAの素材の表情とをお楽しみください。

 

ミナペルホネン minä perhonen
 
1995年にデザイナーの皆川明により設立。オリジナルの図案によるファブリックを作るところから服作りを進める。国内外の生地産地と連携し、素材や技術開発にも精力的に取り組む。近年は家具やテーブルウェアなどのインテリアプロダクトや、ステーショナリーなどファッションの領域を越えたデザインプロダクトも発表。ブランド名は、フィンランド語で「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。 蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いを込めている。

テキスタイルについて

 

life puzzle
フリーハンドで描かれた様々な動物がパズルのピースのように連なった景色が描かれています。思い思いに生きているそれぞれの命が穏やかに繋がっていく世界を想像して生まれた図案です。
 
 

run run run
千鳥格子のような連続模様を、うさぎで描かれた図案です。手描きから生まれた絵の具の濃淡やにじみ、かすれもそのままに表現されています。うさぎたちが楽しく駆けていく様子がうかがえる軽やかで優しいデザインです。
 
 

memoria
ゴム版で一つひとつ制作し、筆の刷目の跡を残しながらひらひらと舞う蝶の姿が描かれています。そのタッチからは、蝶たちが舞った影の残像をイメージさせ、遠い記憶の中にある景色を想像させます。
 
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